自称☆芝居道楽委員会BBS

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軍人たち  投稿者:菊花@委員長  投稿日:2008年 5月 7日(水)23時40分12秒    編集済
  オペラ『軍人たち』@新国立劇場オペラ劇場 を、見てきました。
現代音楽なオペラを、前衛的な演出で。うん、これぞ正しい前衛演出なのでは?
モーツアルトやプッチーニのような分かりやすいメロディーを愛する人たちにとっては
「何これ?」の曲であり、「軍人たちの区別がつかないワ!」な演出だろう。
でも、物語性に注目してみると、この物語だからこそこの曲であり、
この曲だからこそこの演出になる、その必然性が見えてくる。
そして(例えば『マクベス』をボクシングとして演出するような)珍妙な新解釈ではなく、
普遍性を生かす為の没個性的軍人達、その集団(かたまり)としての面白さが生きた演出は、
高く評価されるべきだと思う。
今回のプロダクションはレンタルだれど、これを借りてでも上演した若杉弘にブラボー!を。
正直、昨日・一昨日と聴いて来たシューベルトの熱狂を一気にぶっちぎり消し去る作品でした。

ラ・フォル・ジュルネ「熱狂の日」音楽祭2008(5月6日)@東京国際フォーラム
の、レポートをUPしました。

■宮毘羅様
宝塚宙組『黎明の風』@東京宝塚劇場 楽しまれたようで何よりです。
「士官の帽子の金モール」は、たぶん、見栄え優先の結果なのでしょうね。
それなりの役の人には、それなりの飾りを、ということで。
確かにツッコミを入れたい点はちょこちょこある作品ですが、
一般演劇として見た時に、意欲的だしなかなか良い出来だしと思いました。
宝塚劇場レベルの大劇場で、あれだけ真っ正面から
マック憲法や天皇の戦争責任について語る芝居、なかなかうてないですよね。
 

ラ・フォル・ジュルネ(6日)  投稿者:菊花@委員長  投稿日:2008年 5月 6日(火)23時07分1秒
  結局今日も朝から東京国際フォーラムに入り浸り。
マスタークラス、無料公演(4つ?)、有料公演(4つ)と聞きまくり。

『イッセー尾形のこれからの生活』、『LJF(6日)』のレポートは近日中にUPします。
しばしお待ちを。

皆様からの道楽報告もご自由にどうぞ。
お返事は明日以降で・・・。おやすみなさい。
 

ラ・フォル・ジュルネ  投稿者:菊花@委員長  投稿日:2008年 5月 6日(火)00時19分12秒    編集済
  ラ・フォル・ジュルネ「熱狂の日」音楽祭2008@東京国際フォーラム
早速5月5日のレポートをUPしました。

実は、コンサートの合間を縫って、
『中右コレクション 四大浮世絵師展』@大丸ミュージアム東京 にも行ってきました。
写楽、歌麿、北斎、広重。
なーんだ、知ってるよーな作品も勿論多く展示されているのだけれど、
知っている作品も刷が違ったり、色の保存状態が違ったりすることで、
今まで見えていなかった発見があるわけで、それが楽しい。
今回の展示で「おお!」だったのは、広重が初期に手がけた美人画や役者絵。
後に『五十三次』を描く人だけあって、構図の面白さは初期にも表れていて、ほほう。
ま、やっぱり私は北斎、国芳、暁斎が好きなのだけれど。(12日まで)

皆様の道楽報告、お気楽にどうぞ。
お返事は明日以降に・・・。
 

侍ジェントルマン  投稿者:宮毘羅@黒猫院  投稿日:2008年 5月 5日(月)04時56分22秒    編集済
  > 日曜日は・・・
> 宝塚宙組『黎明の風 侍ジェントルマン白洲次郎の挑戦』『Passion 愛の旅』@東京宝塚劇場
計らずも4日は日曜日だったので、同じ出だしになりました。やっとチケットを手に入れた日付になりまして、見に行ってまいりました。

まず今回は、大道具さんがんばっていはりました。背景の絵や舞台装置にいつもに増してこだわりがあり、ビジュアル的にも昭和の時代を現出させるに余りあるものになっていました。特に厚木飛行場と羽田飛行場は秀逸でした。家に昭和14年(1939)と16年(1941)の朝日航空年鑑というグラフ誌がありますが、これには輸送機としてのボーイングやダグラスが載っています。今でこそ旅客機はボーイングがほとんどになってしまいましたが、機体構造と安全性ではダグラスの飛行機の方が勝っていて、昭和30年代前半はDC−8の天下でした。羽田の飛行機はDC−8より少し前の機種と思いますが、ダグラス風の機影が懐かしくて良かったです。(蛇足ですが、ベルリンのテンペルホーフ飛行場が閉鎖予定のようです。1939年のグラフ誌にはテンペルホーフを飛び立つ直前の3ペラ(エンジンが3基)の輸送機が写っているので、歴史的に残って欲しい気がします。)

「脚本・演出の石田昌也さん、見直しました。」などとは失礼かもしれませんが、こういう硬派なものを仕立てる方とは思っておりませんでしたので、良い意味での裏切られかたでした。隣に座っていた友の会の女性が連れの男性に「歴史が良くわかったわ。」と感想を漏らしておいいででした。まさにそんな感じでした。それにしても宙組の男役はデッカイ人が多い。ジェンヌはフェアリーというのが常識だったんですが、高い順に179cm・178cm・176cmで衣装強調でない逆三角形という立派な方達ばかりで、ヤンキーなアーミー達にはもってこいでした。

「白洲次郎に吉田茂にマッカーサー」実際その時その年代で見た場合、吉田茂とマッカーサーは60代、白洲次郎は40代な訳で、配役からすると大和悠河のマッカーサーは若くて格好良すぎのキライがありました。チョット気になったのは、「士官の帽子の金モール」ジェネラル(元帥)はあれで良いのですが、カーネル(大佐)とルテナン・カーネル(中佐)はシングルスクランブル、メイジャー(少佐)4軍どこであっても司令官ではないのでスクランブル(モール)は付きません。舞台上のマッカーサー以外の帽章は全部将官級のものでした。

>麻生太郎(吉田茂の孫、現職の衆議院議員)ですが、石田流の笑いを取ろうとしたのかもしれませんし、或いは今と繋げる効果を出したかったのかも知れません。

個人的にはサンフランシスコ講和会議のニュース映画に出ていた池田隼人大蔵大臣がツボでした。
全体として轟悠オンステージでした。雪組だと開始のアナウンスぐらいはトップの声で始まるのですが・・・。
 

都写真美→チャップリン映画祭→太田記念美  投稿者:菊花@委員長  投稿日:2008年 5月 4日(日)22時43分14秒    編集済
  『シュルレアリスムと写真 痙攣する美』@東京都写真美術館
どのへんが「痙攣」なのかは分からなかったのだが、
「シュルレアリスム(超現実)」とはこういうことだったのか、というのがなんとなく分かった。
人体を切断したような写真も視点としては面白いけれども、私の趣味ではないな。
気に入ったのは前半に展示されていた建築の細部に拘った写真群。
くどいまでに装飾される建築&その装飾に迫る写真という2重構造が、マニアックな感じ。(6日まで)

『知られざる鬼才 マリオ・ジャコメッリ』@東京都写真美術館
極端な露出オーバーというか、極度の白黒コントラストというか。
対象を世界からざっくり切り離してみせるような、
それでいて土着性の高い独自の写真世界を築いたイタリアの写真家マリオ・ジャコメッリ。
チケットにも使われている庭で遊ぶ神学生達の写真など、
見ているだけで物語が立ち上がってくる多くの写真に出会った。(5月6日まで)

チャップリン映画祭『独裁者』@新宿K's cinema
独裁者ヒンンケルの演説がいかにもヒットラーっぽいこと、
地球儀の風船で楽しそうに遊ぶ独裁者ヒンケルの姿、そして床屋のチャーリーのラストの演説。上手いなぁ。

『蜀山人 大田南畝 大江戸マルチ文化人交遊録』@浮世絵太田記念美術館
蜀山人(しょくさんじん)=大田南畝(おおたなんぼ)=四方赤良(よものあから)=寝惚先生(ねぼけせんせい)、
それは、謹直な下級武士であり、狂歌師であり戯作者であり学者でもあったマルチ文化人。
大田南畝と彼を取り巻く交友(遊)録で見る江戸。時代が見えてくるようでなかなか面白い展示。
作品として強烈に目を引く、というものはさほど無いのだが、
え?この絵師に大田南畝が画賛を書いているのか(つまり同時代なのか)とか、
狂歌はこんなふうにおもしろがられていたのか等、今まで見落としていた視点が与えれたのが嬉しい。
(前期展示は5月25日まで、後期は6月1日から26日まで)

5日と6日は、
ラ・フォル・ジュルネ「熱狂の日」音楽祭2008@東京国際フォーラム に繰り出します。わくわく。
 

新宿御苑→チャップリン映画祭  投稿者:菊花@委員長  投稿日:2008年 5月 3日(土)21時27分20秒    編集済
  雨があがったところで、新宿御苑をお散歩。
ツツジは終わっていて、バラはちらほら咲いているかどうか、というところ。
小さな藤棚が2カ所あって、それが今は見頃かな。
東京=コンクリートジャングル、のイメージがあるようで、
23区内にはピクニックができるようない大きな公園なんて無いと思っている
人が(23区内在住の人でも)いるようなのだが、いやいや緑ありますから、23区内。

チャップリン映画祭@新宿K's cinema(5月30日まで)
『のらくら』と『街の灯』の二本立てを見る。(今週は『独裁者』も上映しています。)
『のらくら』は初めて見た。いかにもチャップリンな風刺の効いた喜劇。
盲目の花売りにチャップリンが恋をする『街の灯』は
TVで2回くらい見たことがあるし、勿論結末も覚えている
(仮に覚えていなくても見ていれば結末はわかる)のだけれど、それでも
さんざん笑った後、ラストでどかーん!と来て、「じーん」となってしまう。
あのチャップリンの表情がたまんないんだな。

皆様の道楽報告、お気楽にどうぞ。
アノ展覧会が面白かったとか、アノ映画はびみょーだったとか、アノ舞台は是非見るべし!とか、
道楽ネタを好き勝手に書き込んでください。
 

イッセー尾形のこれからの生活  投稿者:菊花@委員長  投稿日:2008年 5月 2日(金)21時14分50秒    編集済
  昨日は『イッセー尾形のこれからの生活』@原宿クエストホール を、見てきました。
実はこれ、人生で初の生・イッセー尾形。いやはや、予想を遥かに上回る充実の舞台でした。
イッセー尾形の独り舞台で、8つの小さな物語を衣装を変えて演じてゆく。(短編8本)
例えば「幻の魚を待つおじいちゃん」とか「駐車場で事故ったあんちゃん」とか。
舞台の広さは4畳半程度で、道具としては透明な箱があるだけ。
下手に衣装が吊るしてあって、衣装を着替える様子も客席から丸見え。
衣装を変えただけでは「んー?なんか、びみょーな服装だなー」と思うのだが、
それが舞台上にあがり、5秒程度の暗転の後に役に入ったイッセー尾形が照らし出されると、
そこには先刻の役とは全く異なり、しかも着替えていたときの違和感をも完全にぬぐい去る
新しいキャラクターが舞台上に登場しているのだ。
あああああ、なんで今まで、生のイッセー尾形を見逃し続けてきたのだろう?と激しく後悔。
そして、これからは定期的にイッセー尾形を見よう!と、決意した。

エリアフ・インバル指揮/都響/マーラー『交響曲8番』の、レポートをUPしました。

■上田@象のババール様
>舞台の背面の松の絵
能舞台の名残だと思います。そして、面白そうなものは何でもパクる歌舞伎では、
能や狂言の演目も取り込んで上演しています。
弁慶の六方が有名な『勧進帳』は、能『安宅』のパクリ。
コワイ奥さんに隠れて夫が浮気をする『身替座禅』は、狂言『花子』のパクリ。など。
これら、能・狂言からのパクリ演目は原則として(背景に松の絵等)能舞台のような様式で上演され、
「松葉目物」と呼ばれているのです。
 

芝居小屋  投稿者:上田@象のババール  投稿日:2008年 5月 1日(木)23時28分14秒    編集済
  >菊花さん
歌舞伎の芝居小屋の解説ありがとうございます。
「金丸座」の写真をネットで見て来ましたが、一瞬、去年行った新宿の「末広亭」とオー
バーラップしました。土間の客席が長方形に整然と並んでたり、サイドに桟敷席(末広亭
は畳席でしたね)があるあたりです。

舞台の背面の松の絵は歌舞伎が能舞台で行われていたときの名残なんでしょうね。

4連休の緻密に計算された道楽三昧の結果、楽しみにしてます!!
私は鉄撮り計画をねりねり・・・
 

道楽計画を練る  投稿者:菊花@委員長  投稿日:2008年 5月 1日(木)00時03分2秒
  暦通りの連休をいかに道楽づくしで過ごすか、という
綿密かつ柔軟性があり、しかも出費控え目の計画を練る。ねりねり。
もそもそと計画を立てている時間が楽しいのだ。

■上田@象のババール様
名古屋道楽レポートありがとうございます。
>「歌舞伎絵巻」では、歌舞伎が能舞台で演じられているのが描かれていたのだが、
>それはそれでOKなんですよね!?
出雲の阿国のカブキ踊りの頃(1600年頃)は、能舞台で踊っていました。
今のような小屋(劇場)ではなくて、観客は能舞台を囲む地べたに座って
(一部桟敷席もあったようですが)がやがやと見ていたわけです。
『四条河原遊楽図屏風』など、江戸初期の遊楽の様子を描いたものを見ると、
傾き(かぶき)踊りは能舞台で上演されていますね。
歌舞伎の「花道」は、能舞台の「橋掛」(舞台向かって左手に横にのびている)に由来すると言われています。
その後、歌舞伎は風紀を乱すとされて(前髪の俳優達が陰で色を・・・とかあったので)、
幕府が許可した芝居小屋でのみ、歌舞伎が上演されるようになったのです。
現存する最古の歌舞伎小屋とされる「金丸座」の場内写真等をネットで探してみてください、
江戸時代の芝居小屋(現在の劇場タイプ)の様子もなんとなくわかると思います。
 

名古屋美術館巡り  投稿者:上田@象のババール  投稿日:2008年 4月30日(水)23時00分27秒
  今日は休みを取って名古屋へ行ってきました。

1.クロード・モネの世界@名古屋ボストン美術館
モネの作品24点を中心に彼を取り巻く画家の作品を集めた展覧会。
モネの作品をこれだけ一度に沢山見たのは、名古屋市立美術館で睡蓮ばっかりの展覧会
以来です。森美術館のモネ展は行けなかったし・・・

花をバックに女性と子供を描いた「アルジャントゥイユの画家の庭のカミーユ・モネと
子供」は24点の作品の中の代表となる作品でしょうか。ルノアールの「日傘をさした
女性と子供」と並べて展示していたのは、なかなかいい演出でした。

モネが浮世絵に影響を受けて描いた作品として「冬のアルジャントゥイユ、サン=ドニ
通り」が展示されていましたが、歌川広重の「東海道五十三次之内、蒲原 夜之雪」が
影響を受けた作品として対比して見られたのも良かったです。

2.桃山・江戸絵画の美@徳川美術館・蓬左(ほうさ)文庫
一度行ってみたかった徳川美術館に行ってきました。着いたら学芸員氏の常設展解説
ツアーが始まったところでラッキー。
学芸員氏の説明で勉強になったこと
 ・美術館内に名古屋城二の丸御殿にあった能舞台が復元展示されていて、その説明の
  中で、雅楽が公家に必要な知識ならば、能は武家にとって必要な知識というお話。
 ・火縄銃の「口火」という火が付いた縄が火薬に引火して弾を発射することから、
  「口火を切る」という慣用句が生まれたこと。
こんなところでしょうか。

特別展のネタとしては「百花百草図屏風」(田中訥言筆、六曲一双)は30両の材料費を
2回使い果たし、3回目に30両と旅費6両を払ってやっとこさ仕上がったそうです。
あと、「歌舞伎絵巻」では、歌舞伎が能舞台で演じられているのが描かれていたのだが、
それはそれでOKなんですよね!?

GWの美術系道楽はこれで終わり。4連休は鉄撮り三昧です。
京都のルノアール、源氏物語千年紀が始まりますが、週末の京都は怖い(汗)
 

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